楽器のケアについて

楽器のメンテナンス
クラシックくん
クラシックくん

日々のギターのケアはどんなことをしたらいいんだろう?

日々のギターのケアはどのようにしたら良いのか悩んでいる人も多いのでは、ないでしょうか。

クラシックギターの日々のケアは重要です。なぜなら、ちゃんとケアをしてあげないと、楽器にトラブルが発生したり、劣化が早くなったりするからです。たとえば、極度に乾燥しすぎると木が収縮して、割れが生じる可能性があります。また、練習後にギターを拭いておかないと、手垢が固まって塗装を痛める原因にもなります。

とは言っても、なるべく多く時間を練習に割きたいですよね。ここでは、最低限行うべきギターのケアの仕方について紹介します。

ちゃんとケアをして、楽器のコンディションを良好に保ちましょう!

練習前の手洗い

練習前は、石鹸で手を洗いましょう

練習後の拭き取りをしますが、なるべく手をきれいにしておいた方が、後の拭き取りが楽です。

練習後のから拭き

練習後は、乾いたクロスでギター全体をから拭きしてあげましょう。この時にポリッシュ液などは不要です。練習直後であれば、から拭きで十分にきれいになります。もし手垢が付いていて、から拭きでも除去できない場合はポリッシュ液を使いましょう。

練習後のから拭きする箇所を減らすために、むやみにギターのボディに触らないことも有効です。

から拭きする箇所

手や体が触れる箇所は特にから拭きしておきましょう。

  • ネック
  • ボディ
  • 表面板
  • ギター側面(左足の上に乗る部分、ハイポジションを弾く際に左手が触れる部分、右手が当たる部分等)
  • ギター裏面(体にあたる部分)
注意点

から拭きする際には、あまり力を入れすぎないようにしましょう。特に側面や表面板、裏板はわずか2mm程度の厚みしかありません。優しく拭いてあげましょう。

  • 拭くときに力を入れすぎない

クロス

クロスは、マイクロファイバーがおすすめです。柔らかく目が細かいので楽器に傷が付きにくいです。さらに目の細かいものであれば、最高級品のキョンセーム革というものもあります。

ポリッシュ液

ポリッシュ液はギターの塗装の種類によっては適さないものもあるので、使用前に確認する必要があります。特に高級ギターに多いセラック塗装など傷が付きやすいので、ポリッシュ液を慎重に選ぶ必要があります。

楽器の保管環境について

木は湿気を吸収したり吐き出したりして縮んだり、伸びたりする性質を持っています。「木が動く」と言ったりもします。クラシックギターは表面板の厚みが2mm~3mm程度なので、湿度を適切に管理しないと木目に沿って木が割れてしまうこともあります。

そのため、楽器を弾き終わったら、ケースに入れて保管しておくことをおすすめします。ケース内の湿度を適切に保つためのアイテムもたくさんありますので、活用しましょう。楽器において適切な湿度は40%~60%です。

また直射日光が当たる場所での保管は避けましょう。そのような場所では、ケースに入れている場合でも、内部の温度が上がり、塗装へダメージや接着部の劣化等、故障の原因となる恐れがあります。特に夏場の車の中での放置はNGです。

保管方法
  • 湿度40%~60%で保管しよう
  • 弾かないときはケースに入れて、保管しよう
  • 乾燥材や保湿剤などを活用して、ケース内の湿度を適切に管理しよう
  • 直射日光のあたる場所での保管は避けよう

まとめ

日々のケア
  • 弾く前に手を洗おう
  • 弾いた後は、乾いたクロスでから優しく拭き使用
  • 弾いた後は、ケースに入れて保管しよう
  • ケース内や適切は湿度を保とう

どれも少しの手間でできることばかりですので、ぜひ日々のケアをしてみてください。ギターを良いコンディションに保って、日々の練習に励みましょう!

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