新品の輝きへ!フレットを磨こう

楽器のメンテナンス

ギターのフレットがくすんできたり青い錆がついていたりしていませんか?

フレットは定期的に磨いて汚れを落としておきましょう。フレットに汚れがついていると、弦に汚れが移り、錆等につながる可能性があります。また、フレットの錆等でナイロン弦を痛めることも考えられます。フレットをきれいに保ち、弦の寿命延長につなげましょう。

そして、フレットがピカピカになると、気分良く練習することも出来ますし、発表会などでの見栄えも格段に良くなるでしょう!

頻度は最低でも半年に1回程度は行いましょう。弦を交換する際に、フレットも一緒に磨くと良いです。

やり方はとっても簡単です。それでは一緒に見ていきましょう!

フレットの磨き方

用意するもの

まずフレットを磨くために必要なものを用意しましょう。

用意するもの
  • 専用クリーナー(おすすめはフェルナンデスのスクラッチメンダー946)
  • マスキングテープ(幅18mm x 1巻、幅12mm x 1巻)
  • 布切れ(ティッシュやキッチンペーパーでも代用可能)
あると便利なもの
  • 歯ブラシ(指板とフレットの間にクリーナーが残った場合の除去に使います)
  • 白紙 A4サイズ x 1枚(ギター表面板の保護のために使います)

専用クリーナー

専用のクリーナーを用意しましょう。おすすめはフェルナンデスのスクラッチメンダー946です。超微粒子の特殊研磨剤によって金属パーツの錆や汚れを落とすことが出来ます。特殊研磨剤の作用によりヘアラインのような拭きムラが出にくくなっています。

マスキングテープ

マスキングテープは専用クリーナーが指板に付着することを防ぐために使います。クリーナーが指板に付着すると、木の導管に入ってなかなか拭き取れなくなることがあるので、必ずマスキングテープを使用しましょう。

マスキングテープはフレットの間隔を考えて、2種類の幅(18mmと12mm)を用意すると便利です。粘着力がある3M社製のマスキングテープがおすすめです。

マスキングテープの代わりに、金属の専用プレートを使うことを使用することはおすすめしません。なぜなら、プレートとフレットの間に隙間が空いてしまい、指板にクリーナーが付着して除去が面倒になるからです。

布切れ

クリーナーをつけてフレットを磨くために使用します。ティッシュでも代用可能ではありますが、出来れば布切れの方が磨きやすいです。使い古したTシャツの切れ端や、ぼろ雑巾で十分です。

歯ブラシ

指板とフレットの隙間にクリーナーが残る場合があります。それらを除去するのに便利です。使い古しの歯ブラシで十分です。

フレットを磨く手順

ステップ1 指板にマスキングテープを貼る

標準的な650mmスケールのギターでは、2種類の幅のマスキングテープを使い分けると便利です。

12フレット以降はボディ表面板を保護するために白紙(A4半分程度で、何も印刷されていないもの)があると安心です。印刷物だと表面板の塗装にインクが移る可能性があるので、なるべく白紙を使用した方が安心です。

使い分けの目安(2種類のマスキングテープ)
  • 1~12フレット:18mm幅のマスキングテープ
  • 12フレット以降:12mm幅のマスキングテープ
注意点

指板が完全に隠れるように、フレットの淵ギリギリまでマスキングテープを貼りましょう。

ステップ2 フレットを磨く

マスキングテープを貼り終えたら、専用クリーナーを使ってフレットを磨きましょう。

磨き方はとても簡単です。布切れにクリーナーを少量つけて、ゴシゴシと磨くだけです。

クリーナーがフレットに残らないようにきれいに拭き取りましょう。

仕上げ

フレットを磨き終わったら、マスキングテープをはがします。

フレットと指板のわずかな隙間等にクリーナーが残る場合あります。その場合は、歯ブラシで隙間に残ったクリーナーを除去しましょう。

ビフォアー&アフター

いかがでしょうか?写真では少しわかりにくいかもしれませんが、新品同様の輝きを取り戻せました。

是非、ご自身でこの劇的ビフォアーアフターを体験してみてください。

まとめ

以上、フレット磨きは簡単に出来ますので、弦交換の際など、定期的にメンテナンスをしてあげましょう。用意するものも少なく、作業も簡単です。

新品同様の輝きを取り戻したフレットでギターを弾くと、気分良く練習に取り組めると思います。また、発表会では格段に見栄えが良くなるでしょう!

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